世の中には常人では考えられないような領域に達してしまった人たちが存在します。
ヴィクター・ウッテンもまたその一人です。
なんて言ったって、あのスーパーベーシストのマーカス・ミラーさんが吹き出すくらいスゴイのだから。
目次(クリック可)
ヴィクター・ウッテンの略歴、プレースタイルなど
略歴・プレースタイル
まずはヴィクター・ウッテンのご紹介です。
ヴィクター・ウッテン(Victor Lemonte Wooten、1964年9月11日 -)はジャズ、フュージョンのベーシスト。バージニア州ハンプトン生まれ。高度なテクニックとグルーヴ感溢れる演奏で、ベーシストの中にも信奉者が多い。
1964年9月11日、5人兄弟の末っ子として生まれる。3歳で長兄のレジ・ウッテンにエレクトリックベースの手ほどきを受けて、5歳になる頃には単純なラインを弾けるようになり、やがてギグも行うようになっていった。
出典:Wikipedia
ベースを始めたのは3歳から。ほぼ「年齢=ベース歴」って感じです。
演奏スタイルはウィキペディアにも書いてある通り、高速スラップやタッピングなどかなりテクニカルなものが得意です。
ウッテンの代名詞と言えば、上下のサムピングと人差し指と中指でプルするロータリースラップですね!
参加作品
ウッテンはソロアルバムを中心に出しています。
これまで出したソロアルバムは公式サイトで確認できますのでチェックしてみてください!
ソロ作品以外であれば、以下のようなものがあります。
Cook Book(1998年)
ベーシストのスティーブ・ベイリーとのコラボ作です。
アーティスト名義は「Bass Extremes」です。
BassGeek編集部
Thunder(2008年)
大御所ベーシストのトリオでのアルバムです。
参加してるのは、スタンリー・クラーク、マーカス・ミラー、ヴィクター・ウッテン
アーティスト名義は名前の頭文字で「S.M.V」
アルバム名通り、随所に稲妻のようなフレーズがきけますよ!
M I Crooked Letter(2012年)
Chris Stewardというアーティストの曲です。
なんとジャンルはカントリー。ウッテンは終始カントリーらしいシンプルなベースラインを弾いています。ここまで素直なベースラインを弾くのは結構レアなのでは?
ウッテンの演奏動画をご紹介!
ウッテンのスゴさは語るより、見るのが一番!
とっておきの動画を4つご紹介するので、とりあえず見てください。
ウッテンお得意のロータリースラップ炸裂!
まず思うのは、「え?なんか音の数多くない!?」ってとこです。
動画の始めの方とか、猫をなでるみたいに右手はサラサラ~~ッと動いているのに、なぜかポロロロロロロみたいな感じでたくさん音が鳴っています。
ウッテンさんお得意のロータリースラップですね。親指のアップダウンと人差し指と中指のプルで、右手を1往復するたびに音が4つ入ります。
ちなみに左手でハンマリングとかしてるので、実際は1回の動作で5,6個音入ってます。
映像見て分かる通り、ベースの右手のとこがえぐれるくらい練習する必要がありそうですね!
ベースが歌ってます・・・
「歌うようなベースライン」ってのはよく言いますが、この動画はもはや「歌そのもの」です。
ただただうっとりします・・・
特に6:16~くらいからのソロとその後のベースとボーカルの掛け合い最高過ぎますね。
ソロの途中で弦が切れる!が、切れてもなんなくソロ続行!!!
なんと2:45あたりで1弦が切れてしまいます。が、切れたあとも3弦になったベースで超かっこいいソロを演奏します。
BassGeek編集部
マーカス・ミラーがうま過ぎてドン引き??
最後の動画はタッピングが中心の美しいソロです。
こちらの動画はプレイ以外にも同じライブに参加していたベーシストのマーカス・ミラーさんの表情から、ウッテンのすごさが見て取れます。
BassGeek編集部
1:02 なんとも言えない表情のマーカスさん
2:51 引き続きなんとも言えない表情のマーカスさん
4:43 ソロが盛り上がるにつれてニヤニヤするマーカスさん
4:56 もはやすこし引いてるようにも見えるマーカスさん
5:09 ついにすご過ぎてふき出すマーカスさん
5:53 最後は笑顔で握手を交わすマーカスさんとウッテン
動画中、何度もマーカスさんをドアップにするカメラワークなので、どうしてもマーカスさんの表情が気になりますね。
スーパーベーシストのマーカス・ミラーさんにここまでリアクションさせるウッテンはやっぱりすごいです!