以前の記事で予算10万円以内の2本目のベースの選び方をご紹介しました。
その記事ではBBシリーズのBB734だけ紹介しましたが、実はヤマハには2本目にピッタリなベースが他にもあります!
- ヤマハベースの特徴
- 予算10万円でのおすすめのヤマハベース
今回は「もし2本目のベースをヤマハで選ぶなら?」という視点で、ヤマハベースの特徴をお伝えします。
目次(クリック可)
ヤマハのベースの特徴
ヤマハってどんなメーカー?
ヤマハのベースが初めて発売されたのは1966年です。最初のモデルはSB-2というモデル。
フェンダーが初めてジャズベースを発売したのが、1960年ですのでそれから少し間もなくと言う感じですね。
ベースだけでも50年以上の歴史がある国内メーカーです。

ヤマハ「SB-2」(引用:ヤマハ公式サイト)
ヤマハを使用しているベーシスト
ヤマハを使用しているベーシストとしては、以下のような方がいます。
ヤマハベースのサウンド、特徴
ヤマハのベースは音の輪郭がはっきりしていて、弾いていて非常に気持ちいいです
もちろんモデルによって特徴があるのですが、いわゆる「ヤマハの音」というのは抜けが良くて、元気なイメージ。
扱いやすい音でありながら、毎回「ヤマハの音」になっているところがスゴイです。
ヤマハはベース以外にもギター、ピアノ、ドラム、管楽器など様々な楽器を手掛けているので、ものすごい量のノウハウを蓄積しています。
ネック、ボディはもちろん、ブリッジ、ナットに至るまで「フルオリジナル」のベースを制作できるメーカーはそう多くありません。
音、弾きやすさの両面でバランスがよく「ハズレがない」ため、2本目のベースとしてはおすすめです。
ヤマハのベースが向いてない人
ヤマハのベースは、良くも悪くも「ヤマハの音」がします。
この音を聞いてみて、どうも好きになれない方はヤマハのベース辞めておきましょう。
あたり前ですが、ベースの音はメーカーにとって最も大切な要素です。
フェンダーは「フェンダーの音」がしますし、リッケンバッカーは「リッケンバッカーの音」がします。
このメーカー特有の音は長い伝統と試行錯誤で生み出されたものなので、どのメーカーにもあるわけではありません。
この音に関しては弾きやすさと違って「好み」の問題なので、聞いてみて合うかどうか判断しましょう。
BassGeek編集部
2本目にピッタリなヤマハベース(予算10万円)
イチオシはBBシリーズ
「ヤマハと言えばBB」という方も多いのではないでしょうか?
それほど多くのベーシストに長年愛されているシリーズです。
- 「THEヤマハの音」なのに扱いやすい音
- 耐久性や弾きやすさを考慮した独自設計
- BB特有のボディシェイプとネックシェイプ
BB734A
BB700シリーズの4弦タイプです。
最近のBBシリーズの特徴である「独自構造のボルトオンネック」「アルダーとメイプルの3層ボディ」「45度での弦の裏通し」などを備えています。
新しい要素としては「アクティブ回路搭載」「ネック形状見直しやペグ軽量化のでの弾きやすさ向上」ですね。
PJレイアウトでただでさえ、幅広い音色に対応できるBBがアクティブ回路を搭載したことによって、
更に柔軟な音色を「手元のツマミひとつで」表現できるようになったのが素晴らしいです!
BB434M
BB400シリーズの4弦タイプです。BB700シリーズの一つ下のシリーズになります。
そして、BBシリーズとしては非常に珍しいメイプル指板です。
メイプルらしい輪郭がはっきりした低音が非常に気持ちいいです。700シリーズとの主な違いはアクティブ回路がないことと、ボディがアルダーのみで作られている事です。
「本格派」のアクティブ&5弦なら、TRBシリーズ
ヤマハのアクティブベース&多弦といえばTRBシリーズ。
ジョン・パティトゥッチも愛用していてシグネチャーモデルも発売されています。
- 35インチ(889mm)のロングスケールネック(BBと比較して1インチ:2.54cm長い)
- 3バンドEQでの幅広いサウンドメイキング
- TRBシリーズ特有の美しいボディ
TRB1005J
5弦特有の深い低音をハムキャンセルタイプのピックアップがしっかり拾ってくれます。
もちろんBBシリーズにも採用されているヤマハ独自の5ピースネック構造やメイプル&アルダーのラミネートボディ構造も取り入れられています。約10万円という価格帯でここまで本格派の5弦アクティブベースは相当コスパがいいです。
4弦タイプや6弦タイプもあるので、自分に合ったスタイルのものから選びましょう。
旧モデルのBBシリーズもおすすめ
新品にこだわらないのであれば、中古の旧モデルのBBシリーズもおすすめです。
動画はのベースはBB2000です。ヤマハ特有の中高域がハッキリした音が気持ちいですね!
現在のBBシリーズはボディとネックのジョイントがボルトオンですが、BB2000の頃はボディーまでネックが貫通しているようなスタイルの「スルーネック」でした。
【番外編】予算無視ならヤマハBBシリーズの最上位BBP34,35がおすすめ
もし、予算が20万円まで出せるならBBシリーズの最上位機種BBP34がおすすめです。
BB700シリーズはアクティブ回路を搭載していましたが、こちらはアクティブ回路はなしです。
BB700シリーズとの最大の違いはI.R.A. (イニシャル・レスポンス・アクセラレーション)処理です。
これはヤマハが独自開発した技術で、新品の楽器に振動を与える事で「弾き込んだ状態」に近づけます。
「鳴るパッシブ」をとことん追求したモデルになっています。
今回紹介したヤマハのベースは2本目にピッタリのモデルばかりです。
しっかり作り込まれていて、長く使えるモデルばかりなのでぜひ2本目のベースの候補に入れてみてください!
出典、引用:ヤマハ公式サイト
