目を閉じていても、音を聞けばどのベーシストか分かる。
ロッコ・プレスティアも非常に特徴的なスタイルの持ち主です。
1度聞いただけで、あの「プクプク」ベースのファンになる人は後を絶ちません。
今回はみんな大好きロッコのご紹介です。
BassGeek編集部
目次(クリック可)
ロッコ・プレスティア(Rocco Prestia)の生い立ち、プロフィール
- 名前:フランシス・ロッコ・プレスティア(Francis Rocco Prestia)
- 生年月日:1951年3月7日生まれ(67歳)
- 出身:アメリカ
ただ、過去には2002年に肝臓の病気や2013年に腎臓の病気が発覚して休養を余儀なくされた事もあります。
しかし、その度に大変な治療を乗り越えて、不屈の精神で復活しています!
BassGeek編集部
「ロッコ・プレスティア=Tower of Power」と言っても過言ではない
ロッコの活動は、基本的にタワー・オブ・パワーのベーシストとしてがほとんどです。
そして、それは「ただ所属している」という意味ではなく、ロッコなしではタワー・オブ・パワーは考えられないくらい、重要な役割を果たしています。
ロッコはタワー・オブ・パワーのエンジンであり、土台であり、グルーヴそのものです!
そのことはタワー・オブ・パワーの曲を聞いてもらえれば、言いたい事が分かってもらえると思います。
ベースのプレイスタイル、奏法
ロッコは基本的に2フィンガーでの指弾きしか使いません。ピックやスラップは見たことないレベルです。
- 常に左手で弦をミュートしている
- 16分音符を敷き詰めるようなフレーズが多い
- ミュートからくる、なんとも言えない「プクプク音」
常にミュートしていることもそうですし、2フィンガーで正確かつ適切にピッキングすることによって、このプクプク音は生み出されています。
ベーシストの方なら弾いてみればすぐに分かるのですが、ずっと左手でミュートし続けながら、ここまで安定した太い音の16分音符を敷き詰めたフレーズを弾くのは至難の業です。
そして、このスタイルは「オークランドスタイル」と名前がついてしまうほどに特徴的で、「ロッコの音」として確立されています。
ロッコ・プレスティアのベースが堪能できる、タワー・オブ・パワーの曲
What is Hip
この曲は絶対外せません。タワー・オブ・パワーの代表曲であり、ロッコの魅力がギュッと詰まった一曲です。
この迫りくる16ビートのベースとドラムのデビッド・ガリバルディのコンビネーション最高ですね!
Only So Much Oil In The Ground
この曲も人気のある曲です。
ドラムとホーンとベースの3つ巴の掛け合いでごはん3杯いけますね!タワー・オブ・パワーはギターやキーボードまで全員がリズム隊と言っても過言ではないようなキレキレな演奏です。
Unconditional Love
この曲はバラードです。
勢いのあるノリノリのファンクも最高ですが、しっとりしたバラードのロッコもまた素晴らしいです。
決して歌を邪魔せず、曲をグルーヴさせています。
使用機材(ベース)
現在はESPのLTD BASSES RB SERIESの4弦モデルを使用しているようです。ただし、ロッコ仕様にチューンされていて、PJレイアウトのリアピックアップが斜めで、もともとついていたアクティブ回路もカットしてパッシブ仕様になっています。
以下の画像は元のシリーズのものです。

出典:ESP公式サイト
どちらかというと、メイプル指板のベースで弾いている事の方が多いような気がします。
ロッコはまだまだ現役で活躍してるので、ぜひ生で見るのをおすすめします。