つい先日、女優の永野芽郁さんがジョージ・クリントンが好きということで話題になりました。
今回はベーシストのご紹介ではないのですが、ファンク系ベーシストからも尊敬のまなざしを集める「ジョージ・クリントン」さんをご紹介します。
目次(クリック可)
ジョージ・クリントンはP-FUNKの伝道師
ジョージ・クリントン(George Clinton)のプロフィール
ジョージ・クリントン(George Clinton)は、いわゆる「P-FUNK」と呼ばれるファンクの生みの親です。
ファンクという音楽に興味を持って色々なアーティストを聞き進めたなら、必ずといっていいほどジョージ・クリントンに行き当たります。
それほど、「ファンク」というジャンルの音楽の進化に貢献した人物です。
ちなみに1941年7月22日生まれで、現在77歳。
77歳でもバリバリとライブに出続けているというのは驚異的ですね!
ベーシストのkenkenさん、ハマ・オカモトさんなどもジョージクリントンのファンであることを公言しています。
ファンクに造詣の深い堂本剛さんもジョージ・クリントンが大好きらしいです。
思い出し泣きする。本当に会えたんだよな。ジョージクリントンに。 RT @HAIBANA_yan: @kenken_RIZE しつこくないね!! だって、ジョージクリントンだよ!! 昨日のkenkenのgee-ge.での興奮に満ちた笑顔が忘れられんわ!笑
— KenKen (@kenken_RIZE) April 15, 2013
P-FUNK(Pファンク)ってなに?
以下、wikipediaから引用させて頂きました。
「Pファンク」(“P-Funk”)という言葉は、いくつかの由来を持つ。Pファンクの2大バンド「パーラメント – ファンカデリック」(Parliament – Funkadelic) の略であり、ピュア (Pure) の”P”、サイケデリック (Psychedelic) の”P”、Pファンクが生まれた地ニュージャージー州プレインフィールド (Plainfield) の”P”でもある。
上記に「パーラメント」「ファンカデリック」というふたつのバンドがありますが、このリーダーを務めているのがジョージ・クリントン
なのです。
つまり、P-FUNKはジョージ・クリントンなしでは存在しなかったですし、ジョージ・クリントンがいなければ、現在の「ファンク」、もっと広く言うとブラックミュージックのあり方が変わっていたかもしれません。
それほどファンクという音楽を語る上でなくてはならない人物です。
残念ながらライブ活動は2019年5月で引退。さみしい、、、
実はライブ活動は2019年の5月で引退してしまいます。さみしいですね。
でも、77歳という年齢まで突っ走ってきたのは驚異的ですし、流石と言わざるを得ないです!
BassGeek編集部
以下はローリングストーン誌でのインタビューでジョージ・クリントンが話した内容です。
2018年初頭に行われたローリングストーン誌とのインタヴューでクリントンは、「パーラメント=ファンカデリックのツアーは俺の死後も続くだろう」と語っている。「既に俺のホログラムを、バンドのメンバーたち全員と製作済みなんだ」とクリントンは語る。
なんと引退以降もPファンクのライブにホログラムで登場するかもとのこと。
生ジョージが見れないのは非常に残念ですが、ホログラムであっても見れるのはうれしいですね!
ジョージ・クリントンの参加バンドとおすすめアルバム
ジョージ・クリントンの参加バンドをご紹介します。
パーラメント(Parliament)
ジョージクリントンは15歳にして地元の仲間と「The Parliaments」を結成します。
その後ブレイクしたのですが、グループ名の著作権でトラブルがありました。その後著作権の問題が1970年に解決した時につけられた名前が「パーラメント(Parliament)」です。
Chocolate City(1975)
このアルバムはまさにPファンク全盛期の1枚です。ブーツィーもたくさんベースを弾いてます!
ファンカデリック(Funkadelic)
ファンカデリックはパーラメントから派生したバンドです。
というのも、パーラメント時代に契約していたレーベルでグループ名の著作権でゴタゴタしてしまい、グループ名の変更を余儀なくされてしまいました。それで「ファンク+サイケデリック=ファンカデリック」となったわけです。
ベーシストのブーツィー・コリンズがPファンクに参加したのも、ファンカデリックの活動が最初です。
Let’s Take It To The Stage(1975)
こちらはBassGeek編集部にイチオシの1枚。つい口ずさみたくなる曲がたくさん入ってます。
「Good To Your Earhole」と「Get Off Your Ass And Jam」がお気に入りです!
パーラメントとファンカデリックとアルバムを1枚ずつ紹介しましたが、実はもっともっとたくさんリリースしています!
最近で言えばパーラメント名義で「Medicaid Fraud Dogg」がリリースされました。
また、ジョージ・クリントンのソロ名義での作品も数多くあります。
ぜひ色々なPファンクのアルバムを聞きまくってください!
最後にBASSMAGAZINEの2015年6月号に掲載された、「どうやったらファンキーになれるか?」についてのジョージ・クリントンのコメントです。
Keep it the one(1拍目をキープ)、Keep the bottom(低音をキープ)、そして音数が少ない方がファンキーだ。それと・・・常にいやらしいことを考えることだな。
公式サイト:ジョージク・リントン公式